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読売新聞:EU憲法、フランス国民がノン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000104-yom-int
欧州連合(EU)憲法の是非をめぐって29日に行われたフランスの国民投票は即日開票の結果、賛成45%、反対55%の大差で憲法批准を否決した。
憲法の否決はEUで初めて。EU憲法は全加盟国が批准しないと発効しないため、憲法は見直しまたは破棄に追い込まれる可能性もある。
過去半世紀、欧州統合をドイツとともにけん引したフランスが国民投票で同憲法を否決した影響は大きく、欧州統合の停滞でEUは政治危機に直面することになった。
EU憲法については、イタリアやスペインなど9か国がこれまでに批准手続きを完了した。各国の批准過程は今後も続くが、国民投票を実施するオランダ(投票6月1日)やデンマーク(同9月27日)、英国(同来年前半)が軒並み否決に動く可能性もある。
再選挙ということも十分に考えられるが、EUにとって初期のころから加盟しているフランスにおけるこの結果は青天の霹靂である。