時事ニュース 

毎日新聞:小6同級生殺害の記事より一部伐抜粋
◇クラス替えのない小さな「密室」の友人関係

  • 「うぜー(うっとおしい)クラス」。同級生同士の殺害事件で2日に家裁送致された長崎県佐世保市の小学6年女児(11)は、自分のホームページ(HP)に同級生たちへの激しい憤りをつづっていた。学年が上がってもクラス替えのない小さな「密室」の友人関係にもがいていたのか。
  • 「〇〇姫」

家裁送致された女児や被害者の御手洗怜美(さとみ)さん(12)らメール仲間は、互いの名前にこんな呼び名をつけてやりとりしていた。
はた目には少女らしい仲良しの2人。女児は怜美さんのように授業参観でも進んで手を上げる快活なタイプだった。だが、教師の目には「非常に明るい半面、暗いところがある」と映った。

  • <うぜークラス つーか私のいるクラスうざってー>。 

女児は昨年12月、自分のHPに気持ちをぶつけている。
同級生たちをののしる言葉がさらに並ぶ。

  1. <下品な愚民や>
  2. <喧嘩(けんか)売ってきて買ったら「ごめん」とか言って謝るヘタレ(根性なし)や>
  3. <高慢でジコマン(自己満足)なデブス(デブでブス)や>
  • 女児は今年5月、HPで物語も書いている。題名は「BATTLE ROYALEー囁(ささや)きー」。残虐シーンが社会問題化した映画「バトル・ロワイアル」になぞらえ、同じクラスの中学生同士が、ただ一人の生き残りをかけて殺し合う。

登場人物は男子18人、女子20人。1学級しかない大久保小の6年生と構成は全く同じだ。物語は一人の女子生徒だけが生き残ったところで終わる。女児はこう記している。<私は……殺し合い、なんて、人を奪うことは許されないので殺し合いなんてしません(何きれいごと吐いてるんだ)>

長崎地方法務局は2日、事件発生直後からインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に「補導された女児だ」と氏名や写真が掲載されたことが人権侵害に当たるとして、サイトの管理者に対し、書き込みや写真の削除を要請した。
 
実際、今回のトラブルの元ネタがチャットにて被害者が加害者の容姿について色々と悪口を書いていて、加害者が何度も止めるよう求めたのだがそれでも聞かなかったので、殺意が湧きあがって被害者を呼びこんだ上で、犯行実行日にカッターナイフを持ち込んで、学習室にて被害者を座らせ持っていたカッターで殺した。 
こう見ると、本当に計画的な犯行ではあるなと感じた。 
しかし、こういった狭い世界の人間関係の中で暮らしていくのは、確かににストレスの溜まるものなんですね。 
匿名性の高いネットの世界だから(実際の所は、世界が狭ければネットでも匿名性はそう高くはならない)こそ、加害者は元より被害者のほうもあのような悪口を並び立てて書けたのかもしれない。  
要は、仮面を四六時中被って生活をするのは精神的に非常に疲れるという事ですな。
だからこそ、自分はサイト(特に日記)は個人の糞箱であり、趣味の延長であるものだと思っています。 
とはいえ、やはりパソコンを扱わせてネットの事をどうこうさせる前にはネチケットの重要性を説く必要性があると思う。