チラシの裏

昨日に引き続いて批評の話をしますが、ネットにおいて簡単にレヴューなり何らかの情報が簡単に手に入るということは劇的であるが、ある種では悲劇であると思う。
昔は雑誌が貴重な情報源だったし、何よりも本当の評価はやってみなければわからないものであるが、ネットが普及してレヴュー集があちこちに氾濫して、不特定多数の人に点数等の評価を下すことが出来ることになった。
もうひとつは、ゲームの発売日の前から思いこみや前評判による勝手なレビューを付けられてしまう事もある。
特に一見さんやライトユーザーはイメージに流される傾向が強いがために、ボトルが高ければ評価は厳しいものになるのは当然の流れである。
とはいえ、レヴューを書いている香具師といっても千差万別であり、保守主義の人もいれば革新派の人もいる、ご都合主義OKの人もいれば、ある程度のリアルを求めている人もいる。
そんな洪水のように氾濫している情報をご丁寧に比較する人はほとんどいないから、先入観や期待等が先行していくんでしょうね。
選好などある程度の主観は避けることが出来ないだけに、理想のレヴューをするというのは、困難なことなのでできるだけ多くのレビューを見るべきだと思う。
クリエイターも商売する以上、それで食べている訳だから、作品を世に出し金を出させてもらっている以上は、大なり小なりの批判は覚悟して受け止めるべきではないだろうか。
求めるものは、良い物に出会えばそれだけ大きくなるものだから。